“私のことだ!”30代女性のリアルを描いた異色のNetflixアニメ「トゥカ&バーティ」
2017年の映画『ワンダーウーマン』の成功を皮切りに、それまで描かれてこなかった女性像が様々な映画や海外テレビシリーズで積極的に描かれるようになった。ヒーローとしての強い女性を主人公に据え置くだけでなく、作品を通して女性が社会で生きる上での「リアル」を世の中に伝えることも重要になってきている。
昨年、アメリカのコメディアン、ミシェル・ウルフはNetflixオリジナル番組の中で「映画でよく描かれる強い女性像」を風刺。強い女性は汗をかかないし、緊張しないし、寝ないし、化粧もし続けている…視聴者の女性たちのリアルな生活とリンクしない女性像に疑問の声も上がってくるようになった。
ミシェル・ウルフの動画は風刺コメディなので誇張している部分ももちろんあるが、決して間違ってはいないように思う。確かに以前に比べると女性が描かれるようになったが、そこには視聴者が期待している女性像がまだまだ足りないと感じることも。そのような時流の中で、5月3日に全世界同時配信スタートした異色のNetflixオリジナルコメディアニメ「トゥカ&バーティ」が海外テレビシリーズファンの間で、“30代女性のリアルを率直に描いている新しい作品”として注目を浴びている。