吉岡秀隆&安田成美、佐藤浩市&渡辺謙を支える!『Fukushima 50』新キャスト
佐藤浩市を主演に、渡辺謙を共演に迎え、2011年3月11日に発生した東日本大震災とその後に起きた福島第一原発事故を描く映画『Fukushima 50』(フクシマフィフティ)。第2弾キャストとして吉岡秀隆、安田成美の出演が明らかになった。
関係者90人以上への取材をもとに綴られたジャーナリスト、門田隆将のノンフィクション作品「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」(角川文庫刊)を原作にした本作。地元・福島出身で原子炉から最も近い中央制御室(通称・中操)を指揮する1・2号機当直長・伊崎利夫を佐藤さん、福島第一原発所長の吉田昌郎を渡辺さんが演じ、監督は『沈まぬ太陽』『空母いぶき』の若松節朗がつとめる。
そして吉岡秀隆が演じるのは、5・6号機当直副長の前田拓実。担当する5・6号機が安定したことから、危機的状況に陥った1・2号機へ応援に駆けつけるプラントエンジニアで、1号機を10年担当していたため、ほかの誰よりも1号機に詳しい。放射線量が上昇し続ける1号機で、3度目のベント(爆発を防ぐために強制的に原子炉格納容器内の空気を抜き圧力を下げる)をアタックするメンバーに志願する。伊崎(佐藤さん)と同じ高校を卒業した地元・福島の後輩。
「福島第一原発事故は現在進行形であり、今も戦い続けている人たちの心にも響く映画になればと思っています」と吉岡さん。「この事故は戦後最大の日本の危機でしたが、そこに踏みとどまった人たちがいたという事実があります。今後それを知らない世代が生まれた時にも、『Fukushima 50』がその歴史を知るための一つの礎となり、未来に向かっていくための映画の一つになってほしいと思っています」と力強くコメントを寄せる。
また、安田成美は緊急対策室総務班・浅野真理役。吉田所長(渡辺さん)が指揮を執る免震重要棟の緊急対策室で、総務班として作業員の安全確保に尽力する職員。“イチエフ”内では数少ない女性。大津波警報発令時の緊急アナウンスから建屋が水素爆発した際のけが人の確認まで何でもこなし、所長の吉田を支え続ける。
安田さんは「原発事故は処理がまだまだこれからです。
たくさんの人にこの映画をご覧いただき、感じてもらえることがあればと思っています」とコメント、原作に触れ「当時原発内にいた人たちが戦場のような現場で命を懸けて戦っていたというのがわかりました。その熱い思いを伝えられたら」と意気込みを明かしている。
『Fukushima 50』は2020年3月、全国にて公開。
(text:cinemacafe.net)
■関連作品:
Fukushima 50 2020年、全国にて公開予定
© 2020『Fukushima 50』製作委員会
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