【インタビュー】ティモシー・シャラメ「“ティーンエイジャー”特有の経験、感覚を感じて」
『君の名前で僕を呼んで』で一躍その名を世界に轟かせ、さらにグレタ・ガーウィグ監督の『レディ・バード』や、同じく『若草物語』(原題:Little Women)への出演などで今年も大きな注目を集めているティモシー・シャラメ。その大ブレイク以前の初々しさが残るティモシーに出会える『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』が、いよいよ8月16日(金)より公開となる。
「この映画は“ロマンス”と“大人へ成長していく過程”という二つのティーンエイジャーの感覚を描いたストーリーなんだ。作品を通じてティーンエイジャーたちのこういった世界をリアルにみせられていたら嬉しいよ」とティモシー。本作でのキャラクターをひと言で表すとしたら、「“ティーンエイジャー”かな!(笑)」と笑顔を見せる彼が、今作について語ってくれた。
ティーンエイジャーの悩みごとは
「とても普遍的なこと」
舞台となるのは1991年の夏、美しい海辺の町ケープコッド。この設定も「重要なものの一つ」とティモシーは言う。「大々的な取り締まりをしていなかったドラッグという大きな罪をこの作品では描いている。
僕が演じたダニエルは、親友や親しい人たちとの関係性と、ドラッグの世界との狭間でばらばらに崩れていってしまうという役なんだけれど、1991年のケープコッド、特に東海岸という場所がこのテーマを描きやすくしていると思うよ」