12度目来日のブラッド・ピット“俳優休業”語る いまの関心事は「日本の鯉」?
第76回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品され、高い評価を得た映画『アド・アストラ』の来日記者会見が9月12日(木)、東京・日本科学未来館で行われ、12度目の来日を果たしたブラッド・ピットが出席した。
ブラッド演じる主人公の宇宙飛行士、ロイ・マグブライドが、宇宙の彼方で消息を絶った父(トミー・リー・ジョーンズ)と、その謎の答えを探すため、銀河を舞台に衝撃の救出ミッションを繰り広げる超大作。メガホンをとるのは、ジェームズ・グレイ監督。ブラッド率いる「PLAN B」が製作を手掛け、自身もプロデューサーを務めた。「昼は俳優、朝と夜はプロデューサーさ」(ブラッド)。
宇宙飛行士を演じるのは初めての経験で「宇宙服を着た状態で、ワイヤーに吊るされるんだ(笑)。まるでピーターパンだよ。正直、きつい体験だった」。
SFテイストが強い作品への出演もめずらしく「このジャンルは優れた作品が数多くあるからね。でも、今回はジェームズ(・グレイ)が優れた企画を準備してくれた。壮大な宇宙を舞台にしているけど、描いているのは1人の男の葛藤だ。出来ばえに本当に満足している」と強い思いと手応えを語った。
本作でオスカー候補の呼び声も高い一方、一部報道で“俳優休業”がささやかれるが「今後も自分のハートが惹かれるプロジェクトには、俳優としてもプロデューサーとしても参加していく」