国民無視の元・首相を映像の魔術師が描く『LORO 欲望のイタリア』予告
『グレート・ビューティー/追憶のローマ』『グランドフィナーレ』、ジュード・ロウ主演「ヤング・ポープ 美しき異端児」など21世紀の映像の魔術師ともいわれるパオロ・ソレンティーノが、スキャンダルにまみれたイタリアの元首相ベルルスコーニをモデルに描く『LORO(ローロ) 欲望のイタリア』。この度、過激にして華麗な予告編とポスタービジュアルが、いち早くシネマカフェに到着した。
政治とカネ、マフィアとの癒着、職権乱用…その野心は燃え尽きることはない怪物
時は2006年。因縁の政敵に敗北し失脚したベルルスコーニは、首相の座に返り咲くときを虎視眈々と狙っていた。政治とカネ、マフィアとの癒着、職権乱用は朝飯前。燃え尽きることなき野心と共に、いよいよ怪物が動き出す――。
「当時のベルルスコーニに蠢いていた“感情”の正体を知りたい欲求に突き動かされた」というソレンティーノが、ひとりの男の勝利への願望、成功への執着、そして愛の挫折を、めくるめく狂乱と絢爛の世界に映し出した本作。その過激にして華麗なる唯一無二の映像は圧巻で、9年にもわたって首相の座につき、国民を熱狂させたベルルスコーニの魔力にも重なっていく。