子供たちが上野動物園園長先生を質問攻め! 大盛況『クヌート』夏休み試写会
(Photo:cinemacafe.net)
ベルリン動物園で生まれてすぐ、母親が育児放棄したことで、世界でもほとんど例のない人工哺育によって育てられたホッキョクグマのクヌート。動物園随一の人気者となり、地球温暖化の影響で絶滅の危機にさらされているホッキョクグマを救うシンボルともなったクヌートの成長の過程を、野生のホッキョクグマの親子とヒグマの兄妹の姿と共に捉えたドキュメンタリー『クヌート』がまもなく公開を迎える。7月19日(日)に本作の試写会が開催され、上映終了後には、「ホッキョクグマのこともっと教えて」と題したトークイベント、質疑応答も行われた。トークには小宮輝之上野動物園園長に毎日新聞科学環境部の田中泰義記者、そしてTBSの「世界・ふしぎ発見!」でミステリーハンターを務める末吉里花が登場した。
小宮園長は、動物の人工哺育について「人間に育てられると、自分を人間だと思ってしまう。クヌートがこれからお父さんになれるか心配。これから奥さんになるメスのクマに会ったとき、ちゃんと反応できるのか。それはこれから動物園が助けていかなくてはいけない」と指摘。
さらにクマの生態についても、上野動物園での実例を挙げて説明。