くらし情報『ポン・ジュノ監督「ただ面白い映画を撮りたかっただけ」『パラサイト』試写会にサプライズ登場』

2019年11月7日 23:25

ポン・ジュノ監督「ただ面白い映画を撮りたかっただけ」『パラサイト』試写会にサプライズ登場

Photo by cinemacafe.net

韓国映画として初めてカンヌ国際映画祭のパルムドールに輝いた『パラサイト半地下の家族』のポン・ジュノ監督が緊急来日。11月7日(木)に都内で行われた国内最速試写会に、サプライズ登壇し、日本のファンを驚かせた。

「ただ純粋に面白い映画を撮りたかっただけ」

セレブ一家の豪邸に、家庭教師として潜り込み“寄生(パラサイト)”を試みた貧しいキム一家が、そこで想像を絶する悲喜劇に巻き込まれてしまう。主演を務めるのは、ポン・ジュノ監督と4度目のタッグとなった名優のソン・ガンホ。来年2月に開催される第92回アカデミー賞の国際長編映画賞に韓国代表として出品されている。

すでに各国では、エンターテインメント性と社会的なメッセージの共存した内容に絶賛の声が集まっているが、ポン・ジュノ監督自身は「ただ純粋に面白い映画を撮りたかっただけ」と断言。「登場人物たちは、政治に高い関心があるわけでもないし、富裕層に闘争を仕掛けようとも思っていません。彼らは皆、明確な善悪で判断できない、つまり私たちの周りにいるリアルな存在なのです。
だからこそ、結果的に社会的なメッセージにつながったのかもしれませんが」と分析した。

パルムドールからアカデミー賞へ「是枝監督と同じ道を歩めれば」


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