「あなたの歌がオペラだ」渡辺謙提案のセリフに監督感動『ベル・カント とらわれのアリア』
ジュリアン・ムーア、渡辺謙、加瀬亮の共演でAmazonベスト・ブック・オブ・ザ・イヤーに輝くベストセラー小説を映画化した『ベル・カント とらわれのアリア』。この度、本作のテーマや作品のテーマをジュリアンらが語り、渡辺さんの撮影秘話も交えたインタビュー映像が解禁となった。
1996年にペルーで起きた日本大使公邸占拠事件からヒントを得て、テロリストと人質たちの予期せぬ交流を描いた本作から、今回解禁となったのは、ポール・ワイツ監督や脚本家/プロデューサーのアンソニー・ワイントラーブ、主演のジュリアンらが語る特別映像。
アン・パチェットの小説「ベル・カント」に深く共感し、映画化を進めたプロデューサーのワイントラーブは「絶望的な状況下で、何かを成し遂げた人々がいる。ある人質事件の物語だ。極限状態で人はどうなるか。犯人をナイフで刺したり銃で撃ったり逃げ道を探したりする選択肢もある。しかし彼らと向き合い真の姿を見極め、理解し、友人になる道もある」と、本作に込めたテーマをふり返る。
そして、「この物語で音楽の果たす役割は大きく、皆を一つにする求心力のあるキャラクター」と彼が語るように、オペラ歌手ロクサーヌ・コスを演じたジュリアンも「極限状態だけれど、人々の行動はいたって普通で普段と変わらない」と言う。その言葉通り、劇中のコスはテロリストの若い女性に対しても感謝を忘れない一面を見せる。
さらに、ワイツ監督が渡辺さんとの撮影について、「渡辺謙演じる日本人実業家はオペラ愛好家で、オペラ歌手ロクサーヌ・コスの大ファンでもある。謙が提案してくれたセリフはすばらしかった」とふり返り、「“あなたの歌がオペラだ”。彼がなぜそこにいて、なぜ彼女のファンなのか簡潔に言いあらわしている」と絶賛を贈る。
「“人間とは何か”をオペラが問いかけている。必ず終わる人生に何の意味があるのか。死に直面した時、愛はどんな役割を果たすか」と語る監督。
分断の時代のいまだからこそ心に響く、そんな1本となりそうだ。
『ベル・カント とらわれのアリア』は11月15日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。
(text:cinemacafe.net)
■関連作品:
ベル・カント とらわれのアリア 2019年11月15日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開
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