『ブライトバーン』は“ヒーローホラー”、J・ガン&E・バンクスが息ぴったりトーク
日本での映画事業に参入した楽天の配給作品第1弾『ブライトバーン/恐怖の拡散者』が、ついに公開。この度、本作のプロデューサーである『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガンと、主演を務めたエリザベス・バンクスのオフィシャルインタビュー動画を独占入手した。
本作で、ジェームズ・ガンとは『スリザー』(’06)に続く2回目のタッグとなるエリザベスは、相性がいい理由を聞かれて「“信頼”ね。俳優は演技面で信頼できる相手を求めている。自分をよく見せてくれるか的確なビジョンがあるか。あなたに会った時、第2のジョン・カーペンターだと思ったわ。新しいジャンルを生み出し、自分のものにするとね。すぐにそれが分かった」と即答。
すると、ガンは「それが信頼だとは思わなかったけど、君が言うならそうだろう。君にならどんな要求をしてもちゃんと応えてくれる。ただ、それだけでなく、一緒にいて楽しい人というのも大事な要素でもある」と息ぴったり、役者以上の信頼関係があると語る。
ジェームズ・ガン、ヒーローものが「まさかライフワークになるとはね」
続いて、本作の魅力を聞かれたガンは、「僕はヒーローが大好きなんだ。まさかライフワークになるとはね。でも異なる切り口でヒーローものを撮るのは、面白いと思った。本作はヒーローの邪悪版だ」とコメント。
脚本についても「脚本を書いたのは、ブライアン・ガンとマーク・ガンだ。
僕の弟といとこだ。彼らが書いた脚本がとても面白かったんだ。それだけでなく心をかき乱された。問題を抱える家族を描くいい機会だと思ったんだ。息子が超能力を悪用するのさ」と本作の魅力に触れる。
「ヒーローが能力を正義のために使わず、悪いことに使ったら?」
また、エリザベスは「ホラー映画もヒーローものも観客にカタルシスを与えるものよ。夢や希望をヒーローに託すのはこう思いたいからよ。“私たちを助けてくれる正義の味方がいる”とね、だからヒーローものを見るの。
一方でホラーを見るのは恐怖と不安を感じたいからよ、安全な場所にいながらそれらを感じられる。ホラー映画には基本となる恐怖の要素があって、それを面白く発展させていく」と、本作のジャンルについて言及。
「本作はその2つを1つにしてこう問うの。“ヒーローが能力を正義のために使わず、悪いことに使ったら?”それを描いたのが本作よ」と語る。さらにガンは、「しかもこの時代この地球には、世界中で人々の不安をあおる出来事が多く、権力者たちはその力を万人の幸福に使っていない。本作でブランドンがすることを見て、そういう不安や恐怖への対処法を観客1人1人に考えてもらえるといい」と意味深に付け加えた。
最後に本作の見どころを聞かれたガンは、「エリザベスの演技史上最高の演技が見られると思う、このクレイジーな作品でね」と語り、「オスカーを獲れるね」と冗談交じりに2人で笑顔を見せている。
『ブライトバーン/恐怖の拡散者』は全国にて公開中。
(text:cinemacafe.net)
■関連作品:
ブライトバーン/恐怖の拡散者 2019年11月15日より全国にて公開
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