【インタビュー】安達祐実の強いマインド “悪口やエゴサ”見えない相手を乗り越えて
“そんな年になったんだなあ”と思いつつ(笑)」。
年端もいかない子どもの頃から、演じる世界に身を置いた安達さんの言葉は、経験に裏打ちされながらも、実に軽やかだ。出演作はドラマ、映画、舞台と枚挙にいとまがないが、 その数と同じだけ、演じる責任も負ってきた。
プレッシャーに押しつぶされる夜はなかったのか?「もう女優なんて嫌だ」と思うことはなかったのか?人目や作品の評価が気になって仕方がないときだってあるのでは?――次々に浮かぶ質問を一蹴するかのように、安達さんは「本当に“強い”とはよく言わるんです」と、さらりと話す。
「こうやってインタビューをしてもらう機会があるので、昔を思い返すことはあります。私…、どんどん気楽な人間になっていっているのかも、と思いますね(笑)。例えば、作品をやったら“どう見てくれているんだろう?”と気になりますから、エゴサーチもするんです。よくないことも書いてあるんですけど、それを受け入れる準備は全然できているというか。
指摘されても“そうか!あ、次からはこうしてみようかな”って思うんです。落ち込むとかではなく、“じゃあどうしようか”と考え方が建設的になっています」。