奇抜で激しく、独創的…『スピリッツ・オブ・ジ・エア』七変化写真
『クロウ/飛翔伝説』『アイ,ロボット』『キング・オブ・エジプト』など、圧倒的映像美により独自の世界観を描いてきたエジプト出身のアレックス・プロヤス監督が1988年に手掛けたデビュー作が、監督自身の手でデジタル・リマスターされた『スピリッツ・オブ・ジ・エア』。この度、独創的な七変化を魅せるヒロイン・ベディの場面写真がシネマカフェに到着した。
本作は、プロヤス監督のデビュー作。1988年のオーストラリア・アカデミー賞にて最優秀美術賞・最優秀衣装賞にノミネートされ、日本ではジョン・ヴォイト、アンジェリーナ・ジョリー、ジョゼ・ジョバンニ監督、相米慎二監督、根津甚八、竹中直人という錚々たる映画人たちが審査員を務めた「第1回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」において、審査員特別賞を受賞。91年には正式に日本で劇場公開され、レイトショーでは12週間のロングランヒットを記録したものの、その後、長年に渡って観ることが難しい幻のファンタジーといわれてきた。
赤い砂漠と紺碧の空の間に林立する巨大な十字架とぽつんと佇む一軒家。そこに住む足の不自由な兄フェリックスはこの場所ではないどこかへ飛び立とうと、飛行機づくりに明け暮れている。