『この世界の片隅に』片渕須直監督、次回作に向けて新会社設立へ
片渕須直監督の長編映画を製作するためのスタジオ「コントレール」が設立したことが分かった。
アニメーション映画監督・片渕須直は、日大芸術学部映画学科在学中から宮崎駿監督作品『名探偵ホームズ』に脚本家として参加し、『魔女の宅急便』 (’89)では演出補を務め、TVシリーズ「名犬ラッシー」(’96)で監督デビュー。その後、『アリーテ姫』(’01)で長編映画初監督を務め、『マイマイ新子と千年の魔法』(’09)では異例のロングラン上映とアンコール上映を達成。
2016年には、広島・呉を舞台にした『この世界の片隅に』が大きな話題となり、日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞、国内外にて高い評価を得た。また、先日からは250もの新作カットを追加したロングバージョン『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が公開中だ。
そんな片渕監督の長編映画を製作するため、新たなアニメーションの制作会社が設立。片渕監督が名付けた社名の「コントレール」は、“ひこうき雲”のことで、天色の空に、長く永く筋を引く白雲をイメージ。「多くの人に、末永く愛されるアニメーション作品を作りたい」という思いを胸に作品製作を行っていくという。
(cinemacafe.net)
映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』トム・クルーズ主演で2025年5月に公開