息子を亡くした夫婦の激動の30年を映し出す…『在りし日の歌』予告編&本ビジュアル
第69回ベルリン国際映画祭にて、夫婦役を演じた2人が最優秀男優賞&女優賞W受賞となったワン・シャオシュアイ監督最新作『在りし日の歌』。この度、激動の30年を背景した予告編と本ビジュアルが解禁された。
今回解禁されたポスタービジュアルは、食卓を囲む幸せそうな家族の姿が印象的な一方、「幸せに満ちた日常は、最愛のひとり息子の死によって失われた――」というサブコピーが現実を示す。その下に配された、中年、そして老夫婦となった2人の姿が収められた場面写真の数々からは、何があっても共に手をたずさえて生きてきた夫婦の絆の一端が垣間見える。
そして予告編は、変わらない友情を歌った中国語歌詞の「蛍の光」の楽曲から始まり、チェロの深々とした同曲で締めくくられるノスタルジックで、エモーショナルなものが完成。“一人っ子政策”が進む1980年代を舞台に、同じ年の同じ日に生まれた子どもとふたつの家族の仲睦まじい様子が映しだされるが、河原で遊んでいたヤオジュン(ワン・ジンチュン)とリーユン(ヨン・メイ)夫婦のひとり息子シンシンがある事故で亡くなってしまうことが分かる。乗り越えられない悲しみを抱えた夫婦は、住み慣れた故郷を捨て、親しい友と別れ、見知らぬ町へと移り住む。そして経済発展を見せる2010年代――。
時代の大きなうねりに翻弄され、悲しみと罪悪感を抱きながら年を重ねた登場人物たちの姿と、輝かしく幸せだった日々が代わる代わる映し出され、「それでも、人生は続いていく――」という重みのある言葉と「蛍の光」が、別れと出会いを印象付ける。大きく変貌し続ける社会のなかで精一杯生きる市井の人びとの姿を丁寧に描いた人間ドラマに、期待が膨らむ予告となっている。
『在りし日の歌』は2020年4月3日(金)より角川シネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。
(text:cinemacafe.net)
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