2020年1月1日 17:00
『エスケープ・ルーム』『カイジ 』『シグナル100』…2020年はデスゲーム映画が止まらない
登場人物たちが、思いもよらぬ命懸けの遊戯に巻き込まれる様を描いたデスゲーム。命の危険に晒されたゲームの緊張感とサスペンス、極限状態で炙り出される人間の本性を丸裸にしたドラマ性が魅力だ。
『バトル・ロワイヤル』(’00)の大ヒット以来、日本では人気ジャンルの一つとして定着し、様々な作品が世に送り出されてきたが、2020年も新進気鋭クリエイターや唯一無二の実力派、若手有望株のキャストが集結した、手に汗握るデスゲームを題材にした映画が年明け早々から続々と公開される。
『カイジ ファイナルゲーム』日本中を奮い立たせる最後のギャンブルが始まる!
藤原竜也が主演を務める、シリーズ累計発行部数2100万部を超える大ヒットコミック「カイジ」の映画化第3弾。最終回と銘打った今回は原作者・福本伸行自ら脚本に携わり、オリジナルストーリーで製作された。
2020年、東京オリンピック終了を機に、国の景気は恐ろしいスピードで後退。貧富の差は拡大し、金のない者は身を寄せ合うことで何とかいまを生きていた。自堕落な生活を送っていたカイジ(藤原竜也)も、派遣の仕事でその日暮らしをする貧困層のひとり。
するとそこに、大企業の社長に出世したという大槻(松尾スズキ)