国民に愛されたホセ・ムヒカ、その波乱万丈な人生『世界でいちばん貧しい大統領』予告
国民に愛された大統領の波乱万丈な人生を描いた、名匠エミール・クストリッツァ監督最新作『世界でいちばん貧しい大統領愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』から、予告編が解禁となった。
今回解禁された予告編には、南米ウルグアイの第40代大統領ホセ・ムヒカの波乱万丈の人生と功績、愛くるしい人となりが映し出されている。
収入の大半を貧しい人々のために寄付し、職務の合間にはトラクターに乗って農業に勤しむムヒカ。まん丸な体と優しい瞳を持つ彼は、ペペという愛称で国民に親しまれていた。
国民のより良い生活のために自己犠牲をいとわず、予想外の政策を打ち出す彼の姿に憧れメガホンを取ったのは、故郷ユーゴスラビアの混沌とした時代と庶民をパワフルに描き、世界三大映画祭で絶賛された名匠エミール・クストリッツァ監督。
民族や宗教対立が郷を引き裂く悲劇に巻き込まれた彼は、トラクターに乗る大統領の存在を知り、「世界でただ1人腐敗していない政治家だ」と直感。2014年からムヒカの撮影を開始し、大統領としての任期満了する感動の瞬間までをカメラに収めた。
映像の最後は「ムヒカさん、今の世界はどうですか?」というコピーで締めくくられ、波乱万丈の人生が終盤にさしかかった彼が語る言葉に期待が高まる予告編に仕上がっている。