ジェイスンに対抗!『トランスポーター3』で理想の悪役を体現したロバート・ネッパー
(Photo:cinemacafe.net)
製作・脚本を務めるリュック・ベッソンとの関係について「僕らはキスできるくらいの距離で、鼻をこすり合わせるように会話するんだ」と語るネッパー。2人の関係性から今回の出演の経緯が見えてくる。
「『この作品どう思う?』って聞かれて『面白いと思うよ。悪役もやりがいがあるし、ジェイスンのことも好きだしね』って。
すぐに意気投合したんだ。俗に言う“No Brainer”ってやつさ。頭で考える必要のない、一目瞭然って意味なんだけど、まさにそれで『この役は楽しい』って直感したんだ。ちょうど、脚本家のストライキで仕事が出来ないときだったんだけど、おかげでパリで撮影もできた。あっちでも『プリズン・ブレイク』は大人気で、“ムッシュー・ティーバッグ”ってあんな野郎に敬意を表してくれるんだ。
「プリズン・ブレイク」以降、悪役を多く演じてきたロバート。今後、演じてみたい役柄について聞いてみた。例えばフランクのような役は?
「ノー・サンキューだね!ジェイスンの体を見ただろ?あんな鋼のような体を作るには、鍛錬と自分への厳しさが必要だよ。
僕は“演じる”ことに徹するよ(笑)。ジェイスンがスーパーヒーローを演じ続けるべきさ」。
では、そのジェイスンとの競演はどのようなものだったのだろうか?
「彼はとにかく最高なヤツだったよ。シリーズ3作目ということでこれまでを凌ぐ作品にしなくちゃいけなかったし、対抗する悪役ももちろん、満足のいく相手じゃなくちゃいけない。スポーツと同じさ。ジェイスンは、会って一瞬にして僕が価値ある対戦相手だって分かってくれたよ。僕は彼が投げてきたボールをしっかりキャッチして、即座に『このセリフに対してどう返す?次はそっちの番だぜ』っていう感じで投げ返すと、今度はジェイスンが、そのボールをキャッチして投げてくる。本当に素晴らしいスポーツの試合しているようなものだったよ」。
実人生で、劇中のように絶体絶命の危機に陥ったことは?と尋ねると「ないね(笑)。全ては“演技”って呼ばれているものなんだよ!僕の人生は相当良い人生さ」と笑顔で返してくれたロバート。悪役以外の役で日本で彼の姿を見られる機会もすぐ来るはずだ。
■関連作品:
トランスポーター3アンリミテッド 2009年8月15日より新宿バルト9ほか全国にて公開
© 2008 EUROPACORP-TF1 FILMS PRODUCTION-GRIVE PRODUCTIONS-APIPOULAI PROD
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