『ミッドサマー』のエンディングは「最初から頭にあった」アリ・アスター監督が明かす
映画『ミッドサマー』のメガホンをとったアリ・アスター監督が来日、1月31日(金)にスペースFS汐留にて行われたQ&A付き試写会に出席。ディープなトークを展開した。
本作は『ヘレディタリー/継承』で全世界に衝撃を与えたアリ・アスター監督最新作。家族を不慮の事故で亡くしたダニー(フローレンス・ピュー)が、大学で民俗学を研究する恋人や友人たちと共に訪れたスウェーデンの奥地で開かれる“90年に一度の祝祭”で経験する狂気に満ちた出来事を描く。
日本公開前にも関わらず、すでに複数回観賞した人もいるというほど、ファンで埋め尽くされた会場にアスター監督は登場すると「僕は日本映画によってインスピレーションを与えられて、人生を変えてもらいました。今回初来日になりますが、そんな日本の皆さまに、作品を携えてやってこれたことが光栄です」と挨拶。
まずは司会者から衝撃的なエンディングについて「いつから結末を決めていたのか」と聞かれたアスター監督は「エンディングは最初から頭にありました」と語ると「脚本はエンディングのアイデアに向かって書きました。この映画はお別れや失恋の映画という位置づけなのですが、最後どうやったらカタルシスが得られるかを考えました。