2020年2月10日 16:00
ナオミ・ワッツ、“完璧な息子”に疑念…『ルース・エドガー』5月公開
成績優秀でスポーツマン、学校の人気者の高校生の知られざる内面に迫り、人間の謎めいた本質とアメリカの現実をえぐり出し、サンダンス映画祭などで絶賛された『ルース・エドガー』(原題:LUCE)が5月15日(金)より公開決定。場面写真2点が解禁となった。
バージニア州アーリントンの高校生ルース・エドガーは文武両道、スピーチやユーモアのセンスにも長けた17歳の少年。アフリカの戦火の国で生まれた過酷なハンデを克服し、様々なルーツを持つ生徒たちの誰からも慕われている彼は、養父母のもと自由の国アメリカで希望を象徴する存在へと成長した。
そんなルースがある課題のレポートをきっかけに、同じアフリカ系の女性教師ウィルソンと対立、彼の順風満帆の日常が大きく揺らぎ出す。ルースが危険な過激思想に染まっているのではというウィルソンの疑惑は、ルースの養父母である白人夫婦エイミーとピーターの胸にも疑念を生じさせていく。はたしてルースは何者なのか。本当に“完璧な優等生”なのか、それとも世間を欺く“恐ろしい怪物”なのか…。
2019年のサンダンス映画祭でプレミア上映されるや批評家の絶賛を博し、全米の賞レースで20を超える賞のノミネートを達成。