藤原季節、“オレオレ詐欺”の旅へ…初の単独主演長編映画『のさりの島』秋公開
今泉力哉監督『his』で宮沢氷魚の恋人役を務め、注目を集めている藤原季節の初の単独主演長編映画『のさりの島』が今秋、公開されることが決定した。
本作は、2019年に単館系の映画としては異例の大ヒットとなった、井浦新、大西礼芳ら出演の『嵐電』(監督・鈴木卓爾)に続く、京都造形芸術大学映画学科による劇場公開映画プロジェクト・北白川派が送る最新作。
主役の“オレオレ詐欺”の旅を続ける若い男に、映画『his』をはじめ、ドラマ「すじぼり」「監察医 朝顔」など話題作への出演が続き、本作が長編映画単独初主演となる藤原季節。
男と同居する老女・艶子には、TVから映画まで数多の作品で活躍した原知佐子。残念ながら映画の公開を前に1月に急逝し、本作が遺作となった。
また、京都造形芸術大学映画学科俳優コースから、杉原亜実が本作でデビュー。さらに柄本明、吉澤健、外波山文明、野呂圭介、水上竜士らが、どこか不思議な世界の住人に扮する。
プロデュースは、熊本県天草市出身で、映画『おくりびと』の脚本や「くまモン」の仕掛け人として知られる小山薫堂、脚本・監督は海外でも高い評価を得た『カミハテ商店』の山本起也。
小山さんによれば、タイトルにもある「のさり」