元ゾンビが社会復帰、差別への怒りは復讐心に…『CURED キュアード』予告
ゾンビ・パンデミック終焉後、元感染者が社会復帰した世界を描く近未来スリラー『CURED キュアード』から、予告編と場面写真、監督・脚本を手掛けたデヴィド・フレインのコメントが解禁となった。
今回解禁された予告編では、ゾンビ・パンデミック終焉後の世界で、社会復帰した元感染者が差別や過去に人を噛み殺した記憶に苦悩する様子や、再び人間として生き抜くために戦う姿が映し出されている。
サム・キーリー演じる回復者のひとりである若者セナンは、エレン・ペイジ演じるシングルマザーの義姉アビーのもとに身を寄せるが、回復者を恐れる市民の抗議デモは激しさを増すばかり。
やがて理不尽な差別に不満を募らせ、過激化した回復者のグループは社会への復讐テロを計画。その怒りと憎しみの連鎖はセナンやアビー親子を巻き込み、新たな恐怖のパンデミックを招き寄せるのだった。
ゾンビ映画でありながら、元感染者への差別や不寛容な社会を描き、新型コロナウィルスが感染拡大している、まさに現在の社会にも通じる社会派な一面も垣間見える予告編に仕上がっている。
予告編と同時に解禁された場面写真には、口元を血に染めた回復者とセナンの不穏な空気漂うツーショットや、不安気な表情を浮かべるアビーの姿などが切り取られている。