恋人たちを包む水辺のデート写真『WAVES/ウェイブス』
『ムーンライト』『レディ・バード』『ミッドサマー』など、次々と話題作を発表してハリウッドに新風を吹き込む映画制作会社「A24」の最新作『WAVES/ウェイブス』。そのタイトル通り、水辺のシーンに凝縮された映像美を切り取った場面写真が解禁となった。
本作は、ある出来事で傷ついた若者たちが再び愛を信じて生きる希望の物語。水辺のシーンを集めた場面写真はいずれも、カップルたちのデート風景をとらえ、『WAVES/ウェイブス』のタイトルのごとく、常に穏やかな波が恋人たちを包み込んでいる。
太陽が照り付けるカリフォルニアのビーチや、洒落たレストランが並ぶ港、マナティーを見に訪れた緑豊かな泉。場所は変われどいつも「WAVES」=「波」が彼らを静かに見守る。
時にカメラを水の中に潜らせて、見つめ合う姿や手を繋いで泳ぐ姿も撮影され、まるで観ている側も一緒に波に漂っているような感覚に。
本作を監督したトレイ・エドワード・シュルツが影響を受けた監督の1人として名を挙げるのが、リチャード・リンクレイターだ。
「リンクレイターの『バッド・チューニング』を初めて観てから、取りつかれたようにそれからずっと考えていたよ。