新型コロナの影響で『ブラック・ウィドウ』の公開が延期、『アバター』の続編製作中断
新型コロナウイルスの感染拡大により、5月公開予定の映画にも影響が出始めた。
アメリカで5月1日に公開予定だったスカーレット・ヨハンソン主演作『ブラック・ウィドウ』の延期が決まったという。新たな公開予定日は現時点では不明。「Variety」誌が報じた。
ディズニーはすでに3月・4月に公開予定だった『ムーラン』、『ニュー・ミュータンツ』、『Antlers』の延期を発表している。
アメリカではニューヨーク、ニュージャージー、オハイオ、ペンシルバニア、ワシントンなどの複数の州で映画館が閉鎖されており、大手映画館チェーン「AMCシアターズ」は全国的に「6週間~12週間の閉鎖の見込み」と発表。全国で上映自体が難しくなっている状況だ。
映画は公開の延期のみならず、製作にも大きな影響を受けている。
ニュージーランドで行われている『アバター』の続編の製作も火曜日(現地時間)、中断された。先月、『アバター』の公開予定日については『アバター2』が2021年12月17日、『アバター3』は2023年12月、『アバター4』は2025年12月、『アバター5』は2027年12月と発表された。今回の製作延期によって、公開予定日が変更されるかは明らかになっていない。
(Hiromi Kaku)
■関連作品:
アバター (2011) 2011年4月30日よりシアターN渋谷ほか全国にて公開
© 2010 山田悠介/角川書店/「アバター」製作委員会
ブラック・ウィドウ 2020年、日米同時公開
©2019 MARVEL