“母”ドヌーヴ&“娘”マストロヤンニ、本気の演技対決『アンティークの祝祭』本編映像
カトリーヌ・ドヌーヴが、ティファニーやバカラなどの高級アンティークを手放し、その最期の日を鮮やかに締めくくろうとする映画『アンティークの祝祭』。この度、ドヌーヴが実娘で女優のキアラ・マストロヤンニと対峙する2人の共演シーンの本編映像が解禁された。
母クレール(カトリーヌ・ドヌーヴ)が長年集めていたアンティークを庭先で売っているという情報を聞きつけ、20年ぶりに娘マリー(キアラ・マストロヤンニ)が帰ってきた。母の姿を見つけると、恐る恐る「ママ」と声をかけるが、クレールは20年ぶりとは思えないほどあっさり「あらマリー」と答える。マリーが近くに寄っても作業の手を止めようともしない。
「家の置物を全部外に? なぜ? お金がいるの?」と質問を繰り替えすマリーに、「売る物があるからよ。邪魔しないで。今さら文句はやめて」と冷たく突き放すクレール。
奇妙な時間が2人の間に流れたとき、クレールは突然「マリー…少し太ったわね」「どうして急に来たの? 1人暮らしを楽しんでいたのに」と畳みかけながら、「答えなくていいわ。あなたの心はここにはないもの。今日は最後の日よ」と続ける。そんな母の姿にマリーは困惑するばかりで…。