今こそ食品ロスに向き合う『もったいないキッチン』オンライン完成披露試写会実施
日本が大切にしてきた、食の“もったいない”について考える珠玉のドキュメンタリー映画『もったいないキッチン』。この度、4月2日に予定していた完成披露試写会を新型コロナウィルス感染拡大防止のためにオンライン試写会へ切り替えて開催。オンライン会議アプリ「ZOOM」を通じて、100名近くの人が集まり映画とトークイベントに参加した。
本作は、日本の“もったいない”精神に魅せられ、オーストリアからやってきた映画監督ダーヴィド・グロスが、日本を旅して様々な“もったいない”アイディアに出会うロードムービー。今回の完成披露試写会では、上映前にダーヴィド監督のメッセージ動画が到着。
「なぜ日本を舞台に食品ロスに関する映画を作ったのか」とよく聞かれるという監督は、「日本では大量に食品ロスがあることはとてもショッキングですが、同時にたくさんのサステナブルな解決方法があることに興味を持ちました。そのすべてが“もったいない精神”に基づいていました」と語る。そのもったいない精神とは何なのかを突き詰めるうち、「食べ物にも命、魂が宿っていることに気づいた」と続け、「命や魂が宿っているなら、捨てずに料理すべきです」と映画のメッセージを伝えた。