【おうちで傑作レビュー】毎話予想外の展開にくぎ付け…Apple TV+「サーヴァント ターナー家の子守」
《text:SYO》
映画館通いが恋しい今日この頃ですが、今こそ自宅で観られる傑作に目を向けるときかもしれません。ということで、このコーナーでは毎回、配信限定作品をオススメします。
今回ご紹介するのは、Apple TV+のドラマ「サーヴァント ターナー家の子守」。『シックス・センス』のM・ナイト・シャマラン監督がエピソード監督と製作総指揮、『ハリー・ポッター』シリーズのロン役で知られるルパート・グリントが出演しています。
本作は、一言で言うとホラー調のスリラーです。裕福な夫婦のもとで、住み込みで働くことになった子守の女性。彼女はそこで、奇妙な光景を目にする。夫婦が「息子」と呼んでいるのは、どう見ても人形だったからだ――。
ギョッとするようなシーンで幕を開ける本作ですが、シャマラン監督の『ヴィジット』や、古くは「ヘンゼルとグレーテル」的な「ヤバい家に来ちゃった」系の物語かと見せかけて、「マジか!」なひねりが多数。
夫が説明するには、息子を失った心痛で妻が病み、人形を息子と思うようになったということ。しかしこの子守、どうにもおかしい。状況をすんなり受け入れただけでなく、妻の外出中に人形を本当の子どものようにあやすのです。