『スター・ウォーズ』完結…スカイウォーカー家の物語をふり返る
「遠い昔はるかかなたの銀河系で…」
銀河を舞台に、光と闇、善と悪の戦いを描いた「スター・ウォーズ」シリーズの完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』。本シリーズの偉大さをひと言で表せば、スカイウォーカー家をめぐる“愛と喪失”を描き上げた壮大なスケール感にある。今回、スカイウォーカー家の歴史を軸に、完結編となった本作までの全9作品の軌跡を追った。
ダース・ベイダーは、最愛の人を守るために誕生した
『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』銀河の運命を託された少年
ジェダイ・マスターのクワイ=ガン・ジンと、その弟子であるオビ=ワン・ケノービは、惑星ナブーの女王パドメ・アミダラを連れて銀河元老院に向かう途中、船の修理を行うため、辺境の惑星タトゥイーンへ立ち寄った。
そこで彼らが出会ったのが、9歳の少年アナキン・スカイウォーカー。クワイ=ガン・ジンは少年に宿る特別な力<フォース>を見抜いていた。時を同じくして、謎の敵ダース・モールがジェダイを抹殺しようと暗躍し、アナキンたちにも危険が迫るーー。
<見逃せない!>ダース・シディアス(後のパルパティーン皇帝)の弟子だったダース・モールは、オビ=ワン・ケノービとの激闘の末に命を落としていた…と思いきや、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』にも登場し、ファンを大いに驚かせた。