長編映画追加で配信延長へ!“お家にいよう”「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」
オンラインのフランス映画祭「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」では、3月27日(金)より1か月間、過去10年間に配信してきた短編映画のセレクションを無料配信する「お家にいよう MyFFF - STAY HOME EDITION」を実施してきたが、この度、長編映画を追加し、合わせて約90作品の配信を5月25日(月)まで延長することになった。
新型コロナウィルスの感染拡大の影響で外出が制限される中、全世界の映画ファンの自宅での楽しみを増やすべく実施し、好評を受けていた本企画。
今回追加となる長編作品には、『BPM ビート・パー・ミニット』や『Portrait of a Lady on Fire』(原題)のアデル・エネルが持ち前のほとばしるエネルギーで旅芸人を演じた『旅芸人と怪物たち』(2017 年配信、MyFFF観客賞受賞、監督:レア・フェネール)。
フランスでカルト的人気を誇るラップグループ「La Rumeur」のアメとエクエが監督し、レダ・カテブやメラニー・ロランといった豪華なキャストでパリの下町をリアリスティックに描いた『パリ、ピガール広場』(2018年配信作、MyFFF映画監督審査員賞受賞)。
ヴァンサン・マケーニュ、リュディヴィーヌ・サニエ、ローラン・ラフィットといったフランス映画ファンにはおなじみの顔が揃ったコメディ仕立てのサスペンス『悲哀クラブ』(2015年配信作、監督:ヴァンサン・マリエット)。
アルノー・デプレシャン作品の共同脚本で知られるレア・ミシウスの監督デビュー作で、視力を失いつつある少女の「目が見える最後の夏」を描いた『アヴァ』(2018年配信作、カンヌ国際映画祭批評家週間に出品)など注目作が勢ぞろい。
短編作品では、肉食の男がベジタリアンの美女に恋をする『美味しい美女』、不眠症に悩む男が永遠の眠りにつくために訪れたホテルでの狂騒を描く『ジュディット・ホテル』といった突飛な世界観をポップに描き大人気を博している作品が引き続き配信されるほか、30分を超える見応えのある作品から気軽に楽しめるコメディ、子どもも楽しめるセリフのない動物のアニメーションなど、バラエティ豊かなラインアップ。
配信中の作品数は現在、約90作品。
現在も各権利者と交渉中のため、今後作品はさらに増える見込み。なお、2月16日まで開催された「第10回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」で配信された8作の新作長編も延長配信中だ(有料、公式サイトでの配信はなし)。
「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル (MyFFF)」のスペシャル編「STAY HOME」は短長編合わせて約90作品を5月25日(月)まで無料配信中。
(text:cinemacafe.net)