リン・シェルトン監督が54歳で死去 リース・ウィザースプーンらがお悔やみ
先週金曜日(現地時間)、「ザ・モーニングショー」や「GLOW:ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」のリン・シェルトン監督が血液疾患のため急逝。54歳という若さだった。恋人でコメディアンのマーク・マーロンによると、リンはここ一週間ほど体調を崩していたというが、新型コロナウイルスとの関連性はないとのこと。
リンは2006年、40歳のときに『We Go Way Back』(原題)で監督デビュー。脚本も手掛けた同作は、スラムダンス映画祭でグランプリに輝いた。以降、監督、脚本家、女優、プロデューサーとしてマルチな分野で活躍を見せ、直近ではリース・ウィザースプーンとケリー・ワシントンが共演するHuluドラマ「Little Fires Everywhere」(原題)の監督を務めた。
リースは「ザ・モーニングショー」でもリンと仕事をしており、身近な存在を突然失ったことに「ものすごくショックを受けている」としてインスタグラムに追悼メッセージを投稿した。リンが「Little Fires Everywhere」に対して情熱を注ぎこんでいたということをつづり、「あなた自身の目で彼女が遺した功績と才能を見てほしい」と呼びかけた。
エイヴァ・デュヴァーネイ監督は、リンを「私の人生を変えた人」とふり返った。リンは2012年のサンダンス映画祭でドラマ部門の監督賞のプレゼンターを務め、「誇りを持って私の名前を読み上げ、愛情いっぱいにトロフィーを渡してくれた」という。「そのことが私にとってすごく励みになった。こんなことをタイピングしているのが信じられない」とリンの死を受け入れられない様子をうかがわせた。
ほかにもケリー・ワシントン、ヘイリー・スタインフェルド、ジェームズ・ガン監督らがそれぞれのSNSでリンを追悼している。
(Hiromi Kaku)