2009年9月21日 11:17
シャネルの生涯の恋人を演じたアレッサンドロ・ニボラ「少年のようなココの服が好き」
(Photo:cinemacafe.net)
20世紀を代表するファッション・デザイナーであり、現代女性のカリスマ的存在として崇められる、ココ・シャネル。類まれなる才能と反骨精神を糧にして、田舎の仕立て屋のお針子から伝説のデザイナーとなった彼女だが、その成功の裏には、ある一人の男性の存在がいた。彼の名は、アーサー・“ボーイ”・カペル。現在公開中の『ココ・アヴァン・シャネル』で、シャネルが生涯唯一、本当に愛したと言われるイギリス人実業家・カペルを演じた、アレッサンドロ・ニボラに話を聞いた。
異国の地・フランスで支えになったオドレイの存在
深い教養と先見的な視野を兼ね備え、出会った瞬間にシャネルの心を射止めるカペル。流暢なフランス語でココを口説く紳士に、女性の心は虜に。ニボラは、今回ハリウッドを離れ、異国の地・フランスでこの役に挑んだ。
「今回、僕にとっての一番のチャレンジは、やっぱりフランス語で演技をすることだった。
とにかくリアリティをもたらすために、言葉に集中しながら、かなり細かく指導を受けながら台詞を覚えました。普段、自分が慣れている仕事のやり方とも違ってとても難しかったよ」。
そんな中、主人公・シャネル役のオドレイ・トトゥが、力強い支えになったようだ。