“オバマの再来”と期待される若者を熱演『ルース・エドガー』ケルヴィン・ハリソン・Jr.新写真
注目の次世代スター、ケルヴィン・ハリソン・Jr.圧巻の演技力
そんなルース役に抜擢されたのは、終末スリラー『イット・カムズ・アット・ナイト』における迫真の演技で注目されたケルヴィン・ハリソン・Jr.。同作品のトレイ・エドワード・シュルツ監督と再び組んだA24配給『WAVES/ウェイブス』でも主演を務めている。
奇しくも『ルース・エドガー』と『WAVES/ウェイブス』ではどちらも成績優秀のスポーツマンという高校生を演じているケルヴィンだが、黒髪と金髪の違いもあり、別人のように演じ分けている。
本作のルースは陸上部で活躍する一方、討論部の代表として全米大会に出場したこともある、いわゆる“文武両道”の高校生。戦火の国エリトリアで生まれ、7歳の時にアメリカへ渡ってきた彼は、養父母となったエイミー(ナオミ・ワッツ)、ピーター(ティム・ロス)のエドガー夫妻から現在の名前を授かり、幼少期に戦場へ駆り出された悲惨なトラウマを克服。聡明な若者に成長し、将来を嘱望されるルースは、人種のるつぼであるコミュニティの希望の星となっていた。
そんなルースがある課題のレポートをきっかけに、同じアフリカ系の女性教師ウィルソン(オクタヴィア・スペンサー)