『アングスト/不安』を「60回は見た」ファン代表ギャスパー・ノエからのメッセージ
世界各国で上映禁止となった、実話を元にしたあまりにも”危険”な衝撃作『アングスト/不安』。この度、本作のファンを公言する『CLIMAX クライマックス』や『LOVE【3D】』の鬼才ギャスパー・ノエ監督からメッセージ映像が到着した。
刑務所出所後の殺人鬼=狂人が感じる不安やプレッシャーによる異様な行動と心理状態を、凶暴かつ冷酷非情なタッチと斬新なカメラワークを用いて表現。彼自身のモノローグで綴る構造や全編に徹底された陰鬱なトーンなどで衝撃を与えた本作。
今回到着したのは、本作の大ファンであることを公言し、『カルネ』(91)から『CLIMAX クライマックス』(18)まで、自身の作品で本作へのオマージュを捧げているギャスパー・ノエによるメッセージ動画。これまでの映画製作において強烈な影響を受けたという本作の魅力と、これから劇場で鑑賞する日本人へ向けてコメント。自身が手掛けた作品でないにもかかわらず、ここまで語り、日本初公開のためだけにメッセージを寄せるというのは異例のこと。
公開当時、あまりにもサイコティックな内容にフランスでも上映が禁止され、後に発売されたVHSも極わずかしか出回っていない中、「いままでに60回は観た」