「患者が多すぎる…」パンデミックを“予言”した海外ドラマ「アウトブレイク」緊急配信
これまでも、未知のウイルスを扱った“人類VSウイルス”を主題にしたテレビドラマや映画は数多く作られてきた。『復活の日』(80)ではスペイン風邪(劇中:イタリア風邪)、『アウトブレイク』(95)ではエボラ出血熱、『感染列島』(09)では新型インフルエンザ、そして『コンテイジョン』(11)ではコロナウイルスに似た未知のウイルスといったように、病原菌と人類との戦いは幾度となく描かれ続けている。
だが、本作が製作国であるカナダで熱狂的な人気を集めたのは、新型コロナウイルスが蔓延する社会的状況を、驚くほど正確に“予言”した作品だったから。しかも、放映のタイミングが、国カナダでも感染拡大が起きた最中の2020年の1月~3月であり、日常生活の中で誰も気づかぬうちに拡散されていく、新型コロナウイルス・パンデミックの恐怖という非常事態に立ち向かう医療従事者たちの戦う姿など、寒気がするほどにいまの情勢にマッチした、スリルに満ちた傑作となった。本国では早くもシーズン2の製作が決定している。
ストーリー
カナダ・ケベック州モントリオールの街中、危険な未知のウイルスが先住民イヌイットのホームレスたちの間でいままさに広がろうとしていた。