『ミッドサマー』に大絶賛を贈る気鋭監督、奇妙な物語に感情移入させる作品作り語る

『スイス・アーミー・マン』で世界中の映画祭で絶賛を浴びたダニエル・シャイナート監督が放つ最新作『ディック・ロングはなぜ死んだのか？』。奇妙な題材でも共感できる物語にすることが作品づくりのポイントだと公言するダニエル監督は同じ「A24」作品の『ミッドサマー』を大絶賛、お気に入りの作品と本作の共通点について明かした。

『ミッドサマー』や『ムーンライト』など映画ファン最注目のスタジオとなった「A24」とシャイナート監督が再びタッグを組み挑むのは、アメリカの片田舎を舞台とした“とある事件”の顛末を描いたミステリー仕立てのダーク・コメディ。

ドタバタと悲哀が絶妙なバランスで描かれる様は、コーエン兄弟の『ファーゴ』を彷彿とさせ、隠され続けた“衝撃の真相”が曝け出されたとき、「冗談でしょ！」と叫びたくなること間違いなし!?誰もが知り合いの小さな田舎町で、徐々に明らかになる驚きの“真相”とは…？

シャイナート監督は、前作『スイス・アーミー・マン』で死体を自在に扱い、オナラで海を渡るという奇想天外な展開を描いたが、奇妙ながらも観客を惹きつけ、共感を呼ぶ物語を練り上げ高い評価を得た。

「奇妙な物でも観客が必ず感情移入するように、共感を生み出すポイントを作品に入れることを大切にしている。