イザベル・ユペール&マリサ・トメイ、親友の思い受け取るシーン到着『ポルトガル、夏の終わり』
フランスの至宝イザベル・ユペールがアイラ・サックス監督の『人生は小説よりも奇なり』(2014)に惚れ込んでラブコールを送り、監督が彼女のために書き下ろした『ポルトガル、夏の終わり』。この度、ユペール演じる“ヨーロッパを代表する女優”・フランキーと、マリサ・トメイ演じる親友が久しぶりに再会するシーンの本編映像が到着した。
ユペール演じるフランキーは、自らの余命があまり長くないと知り、バケーションと称してポルトガルの世界遺産の町シントラに家族や親友を呼び寄せ、最愛の者たちの人生をいまのうちに少しだけ“演出”しようと目論んでいる。フランキーが強い信頼を寄せ、仕事関係で唯一の友人でもあるヘアメイクアップアーティストのアイリーン(マリサ・トメイ)もフランキーの誘いでこの町を訪れていた。
この場面は、シントラの深い森で彷徨うフランキーとアイリーンが劇的に再会を果たした直後のシーン。拠点も遠く離れ、5年以上フランキーと会っていなかったアイリーンはフランキーの病状のことは何も知らなかったが、アイリーンの目の前で倒れてしまったフランキーは、自分からは滅多に口にしない自分の身体のことを語り始める。
言葉を失うアイリーンに対して、「泣くのを見るのはつらいから、泣かないで」