ルビー・ローズ、LGBTQ+のヒーローを「若い人たちに見て欲しい」DC「バットウーマン」を語る
DCTVシリーズ「BATWOMAN/バットウーマン<シーズン1>」のDVDレンタル&デジタル配信開始を前に、主人公バットウーマンことケイト・ケインを演じたルビー・ローズのインタビューが到着。レズビアンのキャラクターとしても注目を集めた本作への想いを語った。
本作は、バットマンが突如消えて3年が経ったゴッサム・シティを舞台に、DCTVシリーズ初のLGBTQ+ヒロイン“バットウーマン”が、愛する人、家族、そしてゴッサム・シティを守るため数奇な運命に翻弄されながらも強く運命を切り開いていく最新作。
ルビーはバットウーマンへのキャスティングについて、「まず(クリエイターの)サラとキャロラインに会って、この番組に興味があるかどうか話をしました。今とは変わってしまいましたが、基本的にはこのシーズンがどんな感じになるのかを説明してくれたんです。そのアイデアは素晴らしくて私はとても興味を持ち、実際すごく手応えを感じました」とサラ・シェクター、キャロライン・ドリースとのやりとりをふり返る。
その後、「オーディションを受けてみて、ケイトのキャラクターは完璧に自分に合っていると感じました。キャロラインとサラの脚本は大好きです」と言う。
まさにハマり役といえるが、逆に違う面は「私はバットウーマンほどの人間ではないし、犯罪と闘ってはいないけど、彼女を通じて学んでいるのです」とルビー。
また、キャラクターになりきるための重要なコスチューム・バットスーツについて、「初めてスーツを着た時のことは今でも覚えていますが、コスチューム・デザイナーのコリーン・アトウッドの仕事ぶりは素晴らしくて、まるで魔法のような感じでした。ハロウィーンの仮装を着るのとは比べ物になりません。まるで手袋をはめるようにぴったりなのですから」と大絶賛。
「全てのパーツが私の体のためにデザインされていて、私と一緒に動き、ほとんどの部分で第二の皮膚のようで信じられない感覚でした。これを着ると今まで着ていた衣装とは違った”変身”を感じます。トイレに行くのはとても難しいのですが」と言う。
さらに、ケイト・ケインのキャラクター像について「彼女がどうなるのか、正直言うとちょっと悩んでいます」と吐露。
「彼女は多くの経験をしてきたので暗さや闇があるし、多くの問題に対処しています。でも先日、笑顔を見せるエピソードがありました。信じられないかもしれませんが、私には他にも表情があるんですよ(笑)その日はとても興奮しました。クルーから『今日はきれいですね。毎日元気そうに見えるけど』と言われて、『今日は笑顔でいられるから』って答えたら、彼らも『ああ、そうか』って納得していました」と語った。
最後に作品を通して届けたいこととして、「今の時代、ソーシャルメディアは切り離せないものになっていますが、これは素晴らしくもあり、怖くもあります。SNSは自分に似たコミュニティの、自分のサポートや話をしてくれる人を見つけることができます。でも同時に、自宅の寝室にいるあなたを攻撃できる人たちの入口でもありますから」とルビー。
「だからこの番組を作ることは私にとってもキャロラインにとってもサラにとってもみんなにとっても、とても重要なのです。だって私たちは若い人たちにこの番組を見て欲しいから。特に若い人たちがこれを見て、自分がスクリーンで見ている人たちに共感することができ、それによって力を与えられることを期待しています」と語った。
「BATWOMAN/バットウーマン<シーズン1>」は8月19日(水)よりDVDレンタル開始(Vol.1-Vol.5)/デジタル配信開始、10月14日(水)よりブルーレイ発売/DVDレンタル開始(Vol.6-Vol.10)。
(text:cinemacafe.net)