フランスのカリスマ俳優ヴァンサン・カッセルの起用秘話が明らかに『スペシャルズ!』
『最強のふたり』のエリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ監督の最新作『スペシャルズ!~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』からメイキング写真が到着。監督は、25年越しのヴァンサン・カッセルのキャスティング秘話を明かした。
本作は、本国フランスで公開されるや、熱い支持を受け動員数200万人を突破。スペイン サンセバスチャン国際映画祭では過去最高得点で観客賞に輝き、セザール賞では9部門にノミネートされ、ヨーロッパ各国で熱狂的に愛された。
そして本作の主人公も『最強のふたり』と同じく、実在するふたりの男たちがモデルとなっている。そのひとりを演じるのは、1991年のデビュー以来、フランス映画界を牽引し続ける名優ヴァンサン・カッセル。30年程度のキャリアで出演作が約90本(TVシリーズ含)に及ぶカッセルだが、これまで演じてきた役をふり返ると、実在の人物では画家のポール・ゴーギャンや、伝説的なギャングのジャック・メスリーヌ。近作も怪盗や謎の大富豪など、とにかくアクの強い、カリスマ性のある役柄が記憶に新しい。
今回、質素な市井の人にあえてカッセルをキャスティングすることに不安がなかったのか、監督のひとりオリヴィエ・ナカシュに尋ねると、決め手となったのは、なんと25年前の映画体験だったという。「1995年に『憎しみ』(95/マチュー・カソヴィッツ監督)を観たんです。そしてその1年後ぐらいに、オリヴィエ・シャツキー監督の『L’eleve』(96/日本未公開)という作品を観て、ぶっとびました」と監督。
「どちらもヴァンサンが主演ですが、現代のパリ郊外の鬱屈した若者のヴィンス(『憎しみ』)が、一年後には19世紀末のコスチューム劇で貴族の男の子の家庭教師になっていました(笑)。まさかこれが同じ役者!?と衝撃的だったんです。だからそのとき『いったいこの役者は誰だ!?』と思ったのを今でもよく覚えています。映画ごとにこんなに異なる役ができるなんて、とね。それ以来、僕らはいつか彼と一緒に仕事をしたいと思っていて、今回ついにこれだ!と思ったんです。
だから、彼のカリスマ性は全く邪魔にならなかったし、むしろ彼にカリスマ性があったからこそ25年間も僕らの記憶に刻み込まれ、この役をオファーすることになったのです」と明かす。そんな25年越しの熱いラブコールを受けたカッセルだが、実は監督たちと会うときにはすでに引き受けると心を決めていたそう。カッセルは「脚本もできていなかったのですが、このふたりが監督で、このテーマで、共演がレダ・カテブと聞いて、とくに考えることもありませんでした」と語る。
「すぐれた監督の手に身を委ねることは、俳優にとってとてもやりやすい。きっといいものになるとわかるんです。彼らの映画を観ると、すべての点でうまくいくやり方を心得ています。これは生易しいことじゃありません。成功してからも、毎回彼らの作るものには唸らされます。
すごいことですよ」と監督たちを大絶賛する。
この度解禁するメイキング写真では、初タッグにも関わらず和気あいあいとしたカッセルや監督らの姿が伝わってくる。順調な現場の雰囲気が見てとれ、カッセルをはじめ役者たちはもちろん、施設から参加した当事者や家族たちも監督たちに全幅の信頼を寄せて撮影に臨んだことが伺える。
ちなみに、監督たちがカッセル演じるブリュノのモデルとなったステファン・ベナムと出会い、映画化を誓ったのも1994年と、約25年前。彼らがその間「いつか出演してもらいたい」と願い続けたカッセルが出演を快諾し、四半世紀を経て監督たちの様々な思いが詰まって完成したのが本作なのだ。
『スペシャルズ!~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』は9月11日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。
(text:cinemacafe.net)
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