2020年8月26日 12:00
社会運動に身を投じる若者の姿追う…ドキュメンタリー『私たちの青春、台湾』公開
台湾アカデミー賞こと金馬奨最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した、ドキュメンタリー映画『私たちの青春、台湾』が公開されることが決定。併せて、メインビジュアルと直木賞受賞作家・東山彰良の映画応援コメントが解禁となった。
2011年、魅力的な2人の大学生と出会った。ひまわり運動のリーダー陳為廷(チェン・ウェイティン)、中国人留学生で台湾の社会運動に参加する蔡博芸(ツァイ・ボーイー)。彼らが最前線に突き進むのを見ながら「社会運動が世界を変えるかもしれない」という期待が、私の胸いっぱいに広がっていた。
しかし彼らの運命はひまわり運動後、失速していく。それは監督の私が求めていた未来ではなかったが、その失意は私自身が自己と向き合うきっかけとなっていく――。
本作は、社会運動に身を投じる若者の姿を追ったドキュメンタリー。
金馬奨最優秀ドキュメンタリー賞を受賞し、授賞式で傅楡(フー・ユー)監督が涙を流しながら、「いつか台湾が“真の独立した存在”として認められることが、台湾人として最大の願いだ」とスピーチをしたことは大きなニュースとなった。
ひまわり運動は、23日間に及ぶ立法院占拠、統率の取れた組織力、全世界に向けたメディア戦略で、まれにみる“成功”をおさめたといわれている。