ステラン・スカルスガルドら5人の“いぶし銀”俳優が圧倒的存在感『異端の鳥』
昨年のヴェネチア国際映画祭で話題を集めた問題作『異端の鳥』。本作では、ナチスのホロコーストから逃れた主人公の少年が出会う大人たちを、ステラン・スカルスガルド、ハーヴェイ・カイテルをはじめ、“国際派いぶし銀オールスターズ”ともいうべき豪華俳優たちが演じている。
ホロコーストから逃れるべく、ひとりで田舎に疎開した少年(ペトル・コトラール)は、預かり先の叔母が病死したことで、「家に帰る」という強い願いを胸に大自然の中をさまよいながら、村から村へと流浪の旅に出る。
その行く先々の場所で出会うことになるのが、ステラン・スカルスガルド、ハーヴェイ・カイテル、ジュリアン・サンズ、ウド・キアー、バリー・ペッパーが演じる様々な立場の大人たち。彼ら5人の、それぞれのインタビューを収めた貴重な特別映像が解禁された。
『プライベート・ライアン』でもスナイパー役だったバリー・ペッパーが演じるのは、ソ連軍の狙撃兵のミートカ。寡黙でとっつきにくい性格だが、少年に親近感を覚えたのか何かと面倒を見る優しさを見せる。
ペッパーは「胸を打たれる物語だ。
少年を虐待する者もいれば助ける者もいる」と本作を紹介。さらに「“異端の鳥”としての少年を描いている」