くらし情報『グザヴィエ・ドラン監督「テーマは愛」『マティアス&マキシム』で問いかけるものとは?』

グザヴィエ・ドラン監督「テーマは愛」『マティアス&マキシム』で問いかけるものとは?

Photo by cinemacafe.net

グザヴィエ・ドラン監督が友情と恋の物語として描いた最新作『マティアス&マキシム』。この度、ドラン監督が昨年のカンヌ国際映画祭にて受けたインタビュー映像が解禁となった。

幼い頃から共に育ってきた幼なじみの間に、突如芽生えた恋愛感情を繊細に描いた本作の根底にあるのは「友情」。なぜ男性同士の友情について描こうと考えたのか聞かれたドランは「子供の頃に見た映画が影響してると思う。そういう作品に敬意を払いたかったんだ。『アウトサイダー』とか男の友情がテーマの映画さ。でも直接ヒントを得たのは僕の友人たちから。彼らとの友情について語りたかった」と語り始める。



今回は実際に自身の友人をメインにキャスティング。しかし、アドリブによる即興演技は一切入れなかったという。「僕は磨きのかかった脚本に沿って撮ることを好む役者と念入りにリハーサルをして完成度を高めていくんだ。話し方やイントネーションはもちろん、英語やフランス語のレベルも差をつける。本作もそのように準備して撮影に臨んだ。そうすることで、彼らの親密な関係を表現することができた」と語り、たとえ気心の知れた友人たちに囲まれた環境でも、自身のスタイルを貫くクリエイターとしての姿がうかがえる。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.