第93回アカデミー賞、応募条件をさらに緩和 ドライブインシアターで上映の作品も可能に
例年2月に行われてきたが、来年は新型コロナウイルスの影響により4月25日に開催される第93回アカデミー賞授賞式。今年は劇場閉鎖が長く続き、通常通りに映画上映ができる状況にないことから、主催者の映画芸術科学アカデミーは、来年のオスカーに限定して出品ルールをいくつか変更している。
たとえば、「ロサンゼルス郡の劇場で7日間上映しなければならない」という出品ルールを今回に限り撤廃。いくつか条件はあるものの、劇場上映せずにVODなどのデジタル配信のみで公開された(またはこれから公開される)作品も、作品賞や一般部門の選考作品として扱われるというのが1つ。
昨日、新たにそのルール変更にプラスされたのが、劇場公開ができる場合はロサンゼルスに限定せず、ロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコ/ベイエリア、シカゴ、マイアミ、アトランタの6都市の1都市で7日間連続して上映を行えばいいというもの。1日に3回、少なくとも1回は午後6時から10時までに上映することが必要。
さらに、画期的な変更がもう1つ。ドライブインシアターでのみ上映された作品にも、応募資格を与えるというものだ。
上記の6都市のいずれか1都市のドライブインシアターで、7日間連続して1日1回上映すれば出品可能になったという。
(Hiromi Kaku)
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