心にずっしりと刺さる…『さくら』『まく子』ほか西加奈子の映像作品に注目
北村匠海、小松菜奈、吉沢亮がきょうだい役で共演する話題作『さくら』。『三月のライオン』『ストロベリーショートケイクス』などで知られる矢崎仁司監督が、直木賞作家・西加奈子の60万部突破のベストセラーを実写化した。
日常の中の非日常を描き、軽妙なタッチながら心にずっしりと刺さるテーマを描く西さんの作風は、女性を中心に多くの読者に愛され各界にもファンが多いことで知られる。そんな西さんの著書の中から、最新作『さくら』を含む5作品をまとめた。
北村匠海×小松菜奈×吉沢亮の豪華共演『さくら』 (11月13日公開)
2005年に発行された「さくら」。登場するのは、サクラと名付けられた1匹の犬と5人の家族。そして、彼らにとって大切なひとたち。日々の幸せ、初めての恋、思いがけない事故、愛するがゆえの葛藤…普遍的に映る家族の日常を描く。
詩情溢れる作品を多数生み出してきた矢崎監督のもと、長谷川家の兄弟妹を演じるのは北村さん、小松さん、吉沢さんという人気・実力を兼ね備えた俳優陣に、3人の母に寺島しのぶ、父に永瀬正敏が演じ、彼らと出会う女性キャラクターには、小林由依(欅坂46)、水谷果穂、山谷花純というフレッシュな顔ぶれがそろった。