パリの街角に空き瓶の山…『天国にちがいない』ポスタービジュアル解禁
昨年のカンヌ国際映画祭にて特別賞と国際映画批評家連盟賞をW受賞した『天国にちがいない』のポスタービジュアルが到着した。
2002年『D.I』で独特なユーモアと豊かなイマジネーションで世界に衝撃を与え、現代のチャップリンあるいはジャック・タチと評される名匠エリア・スレイマンが10年ぶりに手掛ける本作はこの世界に生きる全ての人に根源的な疑問を投げかける意欲作。パレスチナへの愛と苦悩、そして世界の混迷と人間の愛おしさを描く。
今回解禁された3種のポスタービジュアルは、「この世界は、かくも可笑しく愛おしい――。」というコピーと共に美しい海を眺めるシーン、パリの街角に放置された空き瓶の山やカフェのテラス席を管理する警官、セントラルパークの天使など、監督の鋭い風刺とイマジネーション豊かな映像美が垣間見えるデザインとなっている。
なお本作は公開に先駆け、10月30日(金)より開催される「第21回東京フィルメックス」に特別招待作品として上映が決定し、監督のリモートQ&Aが予定されている。また、スレイマン監督の過去作の特集上映も決定している。
『天国にちがいない』は2021年1月29日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。