『孤狼の血』続編がクランクアップ、完全オリジナルで誕生
警察と暴力組織に関わる様々な人間模様を巧みに描きだし、第42回日本アカデミー賞をはじめ数々の映画賞を総なめにした『孤狼の血』。この度、公開直後に製作決定が発表された本作の続編が、11月8日に無事クランクアップを迎えたことが分かった。
続編の舞台は、前作から3年後。広島の架空都市・呉原市の裏社会を治めていた伝説の刑事・大上亡き後、その遺志を受け継いだ若き刑事・日岡のその後を描いていく。原作シリーズでは描かれていない、完全オリジナルストーリーだ。
本作では、自らの信念と覚悟をぶつけ合う強烈なキャラクター21人がドラマを紡ぐ。また今回、それぞれ身体の一部でキャラクターが表現されたビジュアルも到着した。
前作同様、オール広島ロケを敢行した本作。
1人の感染者を出すことなく、また前作以上のものを作るために、手間と時間を惜しまずにこだわり抜いたキャスト・スタッフ一同の情熱によって、呉市と広島市を中心に9月29日から35日間にわたって行われた撮影は無事終了。撮影を終え、白石和彌監督は「無事クランクアップを迎えられて安心しました。今回は原作シリーズに描かれていない日岡の物語となりますが、エンターテインメントとしてどこかぶっ飛んでいて、なおかつめちゃくちゃ面白いものというのを目指しました。アクションしかり、お芝居しかり、前作以上によりエンタメ作品として楽しんでもらえるようになっていると思います。撮影が苦しい時もありましたが、エンタメを目指すということは妥協しないでやりきった自信があります。まだ僕自身撮影を終えたばかりですが、すごいものを皆さんに見せられるという確信がありますので、楽しみに完成を待っていていただければと思います」とコメント。
原作者の柚月裕子は「『孤狼の血』の続編が、原作シリーズでは描かれていないオリジナルストーリーで、しかも全信頼を置いている白石監督のもと誕生すると聞いて、前作の一ファンとして純粋に嬉しかったです」と言い、「今から完成が楽しみです」と期待を寄せている。
ストーリー
広島の裏社会を収めていた伝説の刑事・大上亡き後、その遺志を受け継いだ若き刑事・日岡秀一。
権力を用い、暴力組織を取り仕切っていた日岡だったが、出所してきたたった一人の“悪魔”によって事態は急転していく…。『孤狼の血II』(仮)は2021年公開予定。
(cinemacafe.net)
■関連作品:
孤狼の血 2018年5月12日より全国にて公開
ⓒ 2018「孤狼の血」製作委員会
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