『ソウ6』インタビュー ジグソウが、ホフマン刑事が、そして監督が明かす最新作
(Photo:cinemacafe.net)
2004年、ある低予算映画がこの世に生を享ける。それは、観る者を惑わす巧みなストーリー展開で熱狂的な支持をもって観客に迎えられ、やがてシリーズ化され、ハリウッド・シーズンの風物詩となり“ソリッド・シチュエーション・スリラー”なる言葉を定着させることとなる『ソウ』シリーズの幕開けだった。そして2009年秋、第6作目となる『ソウ6』がついに公開を迎えた。全ての謎をその手に握りしめている男――ジグソウと、狂気を宿した刑事――ホフマン。この2人を演じるトビン・ベル、コスタス・マンディラー、そして監督を務めるケヴィン・グルタートがそれぞれに作品について語ってくれた。
まずはジグソウ役のトビン。長く同じ役柄を演じ続けることについて、彼はこう語る。
「もちろん、彼(ジグソウ)は面白い人間だよ。
パワフルでもある。だから、この役を演じる上で、かなりの“ホームワーク”が必要とされるんだ。でも、僕はこの役をカウボーイや神父、宇宙飛行士を演じるのと全く同じアプローチで演じている。演技については『ニューヨーク・アクターズ・スクール』で学んだけど、僕は常に、自分の仕事に対して同じアプローチを心がけているんだ。