『燃ゆる女の肖像』求め合うふたりの心を音楽が近づける…本編映像入手
一生忘れ得ぬ、鮮烈な恋の決して消えることのない燃ゆる炎を描いたフランス映画『燃ゆる女の肖像』。世界が絶賛を惜しまない必見作から、主人公のふたりの女性の心が初めて近づく、印象的な本編シーン映像を独占入手した。
貴族の娘エロイーズ(アデル・エネル)は、相手の顔さえ知らない見合いを控えて修道院から出てきたばかり。見合いのための肖像画を描かれることを拒んでいた。そんな彼女の前に、“散歩相手”であると身分を偽った画家のマリアンヌ(ノエミ・メルラン)が現れる。ふたりはともに島を散策するが、親が決めた未来に悲観し心を閉ざしたエロイーズは笑うことさえしなかった。
今回到着したシーンは、ミサでしか音楽を聴いたことのないエロイーズのために、マリアンヌが古いオルガンで好きなオーケストラ用の曲であるヴィヴァルディの協奏曲「四季」より「夏」を聴かせてあげる場面。エロイーズの表情は硬いままだが、マリアンヌの奏でる自然の息遣いとその解説に興味津々なことが伺える。
そして、こわばりながらもマリアンヌに向けて初めて笑顔を見せる――。
アデル・エネルは、「修道院を出てきたばかりのエロイーズは誰かとコラボレーション(協働)