恋を知らぬ人魚と恋を捨てた男の出会い…『マーメイド・イン・パリ』場面写真
パリを舞台に人魚のラブストーリーを描いた映画『マーメイド・イン・パリ』から、カラフルに彩られた場面写真が解禁となった。
恋を知らない人魚と恋を捨てた男の恋の始まりを描く本作。
この度解禁されたのは、恋を知らない人魚ルラとガスパールのロマンチックな姿。 傷を負ってセーヌ川に迷い込んだルラを保護し、バスタブで休ませ手当をするガスパールや、歌を通してふたりが心を通わせていく姿など、少しずつ恋に気づき始める様子がカラフルに写し出され、まるでおとぎ話のワンシーンのよう。
また、物語を彩る名優チェッキー・カリョやロッシ・デ・パルマの姿も見てとれる。
このロマンチックな物語の着想を「恋する気持ちに免疫がついてしまった登場人物たちのことが頭にあったんだ」 とマチアス・マルジウ監督は語り、決定的なきっかけは2016年のパリの洪水であったと明かす。
「魚やカモたちが(増水した)セーヌ川の土手に上がっていた。その光景は雪嵐の後のように危険であると同時に詩的だった。
そしてキャットフィッシュが発見されたとき、人魚を作り出したいと思った」と幻想的な本作の誕生秘話をふり返っている。この幻想的な恋の行方に注目してみてほしい。