2020年12月16日 17:00
バレンタインが消えた…?台湾アカデミー賞5冠『My Missing Valentine』日本公開
独特のタッチで瑞々しい青春模様を描いた『熱帯魚』(95)、『ラブ ゴーゴー』(97)は若い世代から多くの共感を獲得し、当時の日本でも熱狂的な人気を誇ったが、その2作品を残してしばらく映画製作から離れてしまう。
作品のその輝きはいまなお色褪せることなく、今年特集された「台湾巨匠傑作選2020」ではデジタルリストア版が上映され、再評価を高めている。その後、CM業界に活躍の場を移していたチェン・ユーシュン監督は、16年ぶりに本格的に映画製作に復帰。長編復帰3作目となる本作は、20年前から温めていた脚本を基に撮りあげた。
愛すべきはみ出し者たちをユーモアと優しさ溢れる眼差しで描いてきたユーシュン監督の原点回帰にして、第57回金馬奨最多5冠(作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞)に輝く、渾身の1作。第25回釜山国際映画祭でもオープンシネマ部門に正式出品された。
『My Missing Valentine』(英題)は2021年初夏、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
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My Missing Valentine(英題) 2021年夏、新宿ピカデリーほか全国にて公開
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