注目の韓国女性監督が描く、特別なひと夏と家族『夏時間』予告編
第24回釜山国際映画祭で市民批評家賞など4冠、韓国の注目女性監督ユン・ダンビが描いた『夏時間』から、10代の少女の目線で少し特別なひと夏をとらえた予告編が解禁された。
誰もが記憶に残っている、夏休みの思い出。その懐かしくも記憶に刻まれる日々を多感な少女の視点から描いた本作。予告編はある夏の夕暮れ、本作がデビューとなるチェ・ジョンウン演じるオクジュが、事業に失敗した父親と、弟ドンジュとともに、緑が生い茂る大きな庭のある祖父の家に引っ越してくるところから始まる。
緑色の庭、夏の西日、風に揺れる蚊帳、開け放たれた窓、真っ赤なスイカ、懐かしい古いミシン、午睡の夢が映し出され、どこか郷愁を誘うひと夏の映像。
離婚寸前の叔母まで住みつき始め、一つ屋根の下に三世代が集まり、オクジュは自分と家族のあり方を初めて意識せざるを得ない日々を送ることに。「ほんとうは夏休みなんて好きじゃない」というコピーも印象的だ。
1990年生まれのユン・ダンビ監督には、「韓国に注目すべき女性監督がまた現れた。
キム・ボラの『はちどり』のようにユン・ダンビは新たな息吹をもたらした!」(Seongyong’s Private Place)