ギャスパー・ノエ「女優二人がサイコなシーンを作り上げた」『ルクス・エテルナ』本編映像
アートと深い関わりを持ち続けるファッションブランド「サンローラン(SAINT LAURENT)」とのタッグで贈る、ギャスパー・ノエ監督最新作『ルクス・エテルナ 永遠の光』。この度、本編映像と監督のコメントが到着した。
今回到着した本編映像では、赤く染まった空を背景に、火を持つ群衆、そしてサングラスをかけて柱に縛られる主演のシャルロット・ゲンズブールと2人の女性が映し出される。怒号が飛び交い、徐々にカオス状態になる中、劇中の“ベアトリス・ダル監督”による磔のシーンの撮影が始まる…。
ベアトリスとシャルロットは火と氷ですねという質問に、ノエ監督は「それがいいですよね。彼女たちはそれぞれにとても強い個性があります。奇妙なのは、最終日にあのような演技が出てくるとは思っていませんでした。シャルロットの磔姿を見た時といったら! 本当に凄かったです!」とふり返る。
「そしてベアトリスがわめき出して、スタッフに『彼女にカメラを向けて!』と叫びました。私ですら、映画がどのような結末を迎えるか分かりませんでした。本当のことを言うと、エンディングがあんなに良いものになるとは思っていませんでした! トランス状態の女優二人が、私すら予期していなかったこれらのサイコなシーンを作り上げたのです!」