『ソラニン』劇中音楽を手がける「ent」の正体はストレイテナーのホリエアツシ!
(Photo:cinemacafe.net)
音楽の夢をあきらめきれずに追いかけ続ける若者たちの葛藤や喜び、恋愛模様が等身大の視点で描かれる本作。ORANGE RANGEの「花」やYUIの「CHE.R.RY」などを始め、数々のPVを手がけてきた三木孝浩が、原作にあるバンド演奏の描写を随所に盛り込みながら、独特の世界観を再現している。その音楽を監督からの熱いラブコールと共に託されたのが、ストレイテナーのホリエアツシ改め「ent」。
ストレイテナーは、前作「Nexus」がオリコンウィークリーチャート5位を記録するなど、ロックシーンでいま最も注目を集めるバンドのひとつ。同じく人気上昇中の「the HIATUS」との対バンツアー“BRAIN ECLIPSE TOUR”が横浜BLITZにて本日よりスタートするが、ツアー7公演のチケットは全公演完売という人気ぶり。
「ent」はこのバンド活動とは一線を画した形で今年2月にインディーレーベルでCDを出すなど活動を行ってきたが、本作の劇中音楽を手がけたことをきっかけに、正体を明かして活動することに。
2010年2月には、ファーストアルバムのUS盤もリリース予定している。
entの紡ぎ出す音楽について、三木監督は「遠い昔に見た光の記憶のようなきらきらとしているのにどこか懐かしい。entさんのアルバムを初めて聴いたとき、僕が『ソラニン』の映画に求めていた音楽がまさにそこにありました。たゆたう二人の物語にそっと寄り添う痛さと美しさを内包したガラス細工のような音楽」と全幅の信頼を置く。
一方、entも作品について「『ソラニン』に描かれているのは、いまのどこにでもいる平凡な若者たち。その平凡な理想と青春、現実と社会の中で揺れ動く心の葛藤は、平凡だからこそのリアリティがあります。原作を読んだときには、もう一歩感情移入できなかった登場人物たちにも、生身のキャスト陣が見せる生きた表情と強いチームワークに、原作以上にストーリーの中へ引き込まれました。単純な答えや感動では言い表せない、深い作品です」と共感を寄せている。
原作ファンにとっても、この劇中音楽がもうひとつの主人公として重要なポイントになるが、entによる音楽が、宮崎あおいを始めとする俳優陣の手でどのように紡がれ、どのようなアンサンブルがスクリーンに響くのか?注目が集まる。
『ソラニン』は2010年4月、全国にて公開。
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ソラニン 2010年4月、全国にて公開
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